脳を活性化し、MRが輝く秘訣
公開日時 2009/02/28 00:00
脳科学者の仕事術脳科学者・茂木健一郎は、自分はマルティプルな人間ではなく、ダイナミック・レンジが広い人間だと言う。ダイナミック・レンジが広いとは、「すごく専門的で高度なものからポピュラーなものまで」とか、「小さなものから大きなものまで」というように、さまざまな幅があることだと説明している。茂木は矢継ぎ早に本を書いており、いずれも面白いが、MRの観点から読むと、『脳を活かす仕事術』(茂木健一郎著、PHP研究所)が一番役に立つ。最新の脳科学に基づき理解したことを、MR活動で実践するためのヒントが詰まっているからである。「感覚系学習の回路」と「運動系学習の回路」脳の「感覚系学習の回路」とは、見る・聞く・感じるなどの五感を通した情報の入力(理解)を司る領域で、一方の「運動系学習の回路」は、実際に手足...