医療・医薬品データをランキングにまとめたミクス増刊号「医薬ランキング」（2012年版９月25日発売）から、注目のデータを定期的に紹介するこのコーナー。第４回は介護保険における、65歳以上の第一号被保険者の2010年１人当たり介護給付費です。

このデータは厚労省の「介護保険事業状況報告」の10年度をみたもの（ランキングには09、10年度を掲載）。要介護認定者数は2000年度256万人だったが、10年度には506万人（２号含む）と倍増。うち87％が75歳以上だ。それに伴い保険給付費（利用者負担を除いた額）も増加の一途を辿り、2000年度３兆2472億円だったが、10年度には７兆2536億円にまで膨らんだ。

１号の１人当たり給付費もこの10年でおおよそ10万円程度は増えていると見られ、10年度は23万5000円。都道府県別にみると、埼玉は18万1900円なのに対し、沖縄は29万5300円と約1.6倍の格差がある。西日本が高い傾向がみられる。
 

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