携帯電磁波で脳活動が活性化? NIHが実験結果をJAMAに発表
公開日時 2011/04/25 04:00
携帯電話を長時間耳にあてて使用すると携帯電話があたっている周辺の脳細胞のエネルギー消費が活発になるとの実験結果を、米国国立衛生研究所(NIH)がJAMA誌上に発表した。(ジャーナリスト西村由美子)研究は47人の健康な成人を対象に、通話状態で音声が聞こえないようにした携帯電話と、スイッチをきった携帯電話とをそれぞれ50分間被験者の耳にあて、脳の活動の変化を陽電子断層撮影装置(PET)で撮影。結果、通話状態の場合には、携帯電話のアンテナに近い部分の脳のブドウ糖消費量が焼く7%上昇することがあきらかになった。携帯電話の電磁波が脳の活動に変化を与え、エネルギー消費を活性化することを示す結果であるが、健康に悪影響があるかは不明。JAMA誌はさらに研究を進める必要があると結語している。携帯電話の電磁波と...