主役に躍り出る抗体医薬
公開日時 2007/07/31 00:00
「製薬企業にとって非常に魅力的な領域」抗体医薬の成長性、日米企業の実力差、薬剤費が高い問題をどう乗り越えるかなど全体像を把握するため、協和発酵の設楽研也医薬事業部門抗体事業室長に話を聞いた。協和発酵工業医薬事業部門抗体事業室長設楽研也氏●略歴1984年東大薬学系大学院修士課程卒業後、協和発酵工業に入社(東京研究所に配属)。05年4月に医薬研究センター抗体部門長(兼本社医薬研究開発企画部主査)に就任。07年4月から現職。――抗体医薬の成長性について世界の市場規模は04年に約1兆円だったのが、05年には36.5%増の約1.4兆円となり、さらに11年には3兆円規模になるという予想があります。現在の医薬品全体の成長率が7%程度ですから、抗体医薬が牽引役となっていることがわかります。製薬企業にとって非...