メディパルHD メディセオとマツキヨココカラ&カンパニーが新たな医薬品流通最適化モデル構築へ
公開日時 2021/11/01 04:50
メディパルホールディングスは10月29日、完全子会社のメディセオがマツキヨココカラ&カンパニーと新たな医薬品流通最適化モデル構築に向けた取り組みを開始すると発表した。両社で、CO2排出量削減や生産性の向上、働き方改革をすすめ、持続可能な社会の実現などに貢献する。営業・物流の一体改革により、流通全体の最適化を図り、環境負荷の軽減を進める。
両社が想定する具体的な取り組みは、店舗ごとに最適な医薬品の在庫量を分析、管理することで両社間の受注・納品業務を減らし、車両燃料に起因する「CO2排出量」を削減する。一方、生産性の向上については、医薬品の発注、検品、棚詰めなどの作業を効率化し、物流に係る従業員の労働生産性を向上させる。これにより薬剤師の本来業務への時間を創出し、地域医療に貢献できる体制を構築する。
働き方改革の面からは、納品・検品の回数を大幅に減らすことをはじめ、両社で効率的な物流を追求することで、多様化する働き方のニーズに対応できる環境を作る方針だ。