卸談合事件 アルフレッサ・スズケン・東邦の3社と7人に有罪判決 東京地裁
公開日時 2021/06/30 16:10
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が発注した医療用医薬品の入札をめぐる談合事件で、独占禁止法違法罪に問われたアルフレッサ、スズケン、東邦薬品の3社と、業務に従事していた7人の判決が東京地裁であった。東京地裁は3社と7人に対し、いずれも有罪判決を言い渡した。
判決では、
▽法人としての東邦薬品に、罰金2億5000万円(求刑:罰金3億円)、
同社の元病院統括部長の笠原次男被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑:懲役2年)、
▽法人としてのスズケンには、罰金2億5000万円(求刑:罰金3億円)、
同社の元病院統轄部長の中原岳志被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑:懲役2年)、
元同部副部長の伊藤哲也被告と元同部広域病院課統轄課長の大島克彦被告には、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑:懲役1年6月)、
▽法人としてのアルフレッサには、罰金2億5000万円(求刑:罰金3億円)、
同社の元病院統括部長の五味信幸被告、同元部長の吉田和正被告、元営業グループ長の鍋嶋明被告それぞれに懲役1年6月、執行猶予3年(求刑:懲役1年6月)—を言い渡した。