ギリアド 抗HIV薬・ビクタルビ4月8日に発売
公開日時 2019/04/04 03:50
ギリアド・サイエンシズは4月8日、抗HIV治療薬・ビクタルビ配合錠(一般名:ビクテグラビルナトリウム/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)を発売する。薬価は、1錠6972.30円(1日薬価:6972.30円)。同社は19年1月にHIV事業部を新たに立ち上げており、同製品がギリアドのMRを通じた情報提供活動を行う初の製品となる。
同製品は、HIV-1感染症を効能・効果とする。新規のインテグラーゼ阻害薬ビクテグラビル50mg、核酸系逆転写酵素阻害薬のエムトリシタビン200mgとテノホビル アラフェナミド25 mgを配合したもの。通常、成人では1日1回1錠の投与で済む。
HIV領域をめぐり、同社では18年に鳥居薬品とのライセンス契約を解消し、自社販売に切り替えた。同製品では、事業部のMR21人体制でシェア獲得を狙う。
同社は、「日本におけるHIV感染症患者の治療を改善し、より簡便で効果的、かつ安全な治療法を届けるために注力していく」とコメントしている。