厚生労働省は3月25日、第104回薬剤師国家試験の合格者を発表した。 合格率は70.91％で、前回より0.33ポイント上昇した。合格者数は１万194人。１万人を上回ったのは第101回（2016年）以来。合格率が最も高かったのは95.35％の九州大学だった。

新卒合格者数は8000人台　第98回以来

受験者数は、前回より797人増の１万4376人。合格者総数は610人増の１万194人だった。この中で６年制新卒の合格率は前回より0.63ポイント増の85.50％。合格者数にして、前回より825人多い8129人。新卒合格者数が8000人を超えたのは第98回（2013年）以来のことである。

新卒合格率は前回よりやや上回ったが、６年制既卒の合格率は43.07％と、前回より3.93ポイント下回った。そのため全体の合格率はほぼ前年並みとなった。既卒合格者数は、201人減の1950人だった。

最高合格率は、国公立では九州大学の95.35％（受験者数43人、合格者数41人）、私立大学は名城大学の92.34％（受験者数274人、合格者数253人）。合格率50％以下は７校あり、全て私大だった。

第104回薬剤師国家試験の結果概要
(下段「関連ファイル」から、厚労省発表の第104回薬剤師国試 大学別合格者数の資料をダウンロードできます。)
出願者数：１万5796人（男6445人、女9531人）