帝人ファーマ 新社長に渡辺・帝人グループ執行役員 4月1日付
公開日時 2019/02/05 03:50
帝人は2月4日、帝人ファーマの新たな代表取締役社長に渡辺一郎・帝人グループ執行役員が内定したと発表した。医薬事業本部長を兼務する形で4月1日に異動する予定。社長の交代は定期的なものだとしており、帝人ファーマで支店長やマーケティング室長、医薬営業部門長などを医薬事業の要職を務めてきたことが背景にある。
渡辺氏は1961年3月生まれ、57歳。85年に武蔵大学経済学部を卒業後、同年に帝人入社。06年に帝人ファーマ名古屋支店長に就任、大阪支店長を経て、10年にマーケティング室長、12年に医薬営業部門長、13年には帝人ファーマの取締役に昇格した。16年には帝人グループ執行役員、帝人ファーマ常務取締役医薬事業本部長補佐兼医薬営業部門長、17年4月から現職の帝人グループ執行役員ヘルスケア新事業部門長を務めている。同事業部門は、帝人が中期経営計画(17年度~19年度)で打ち出しているデジタルヘルスなどに携わる部署だが、同社は今回の異動と関係ないとし、むしろ帝人ファーマでの豊富な経験が背景にあるとしている。
17年4月から帝人ファーマ社長を務めている帝人グループ常務執行役員の鍋島昭久氏は、帝人グループのヘルスケア事業統轄へ異動する。帝人グループ常務執行役員で、帝人ファーマ専務取締役医薬事業本部長の益田賢一氏は退任する。