武田薬品 弱ペチロルファン、ペチジン、モルヒネの一部で着色 使用見合わせを医療機関に周知
公開日時 2018/11/19 03:53
武田薬品は11月16日、医療機関に納品済みの弱ペチロルファン注射液、ペチジン塩酸塩注射液35mg「タケダ」、モルヒネ塩酸塩注射液10mg「タケダ」の中から着色した製品が確認されたとして、対象製品の使用見合わせを、MRなどのチャネルを通じて医療機関へ周知を始めた。MRらが、週末にかけ継続した情報提供を行い、迅速な周知に努めている。麻薬製剤のため、MRによる製品回収は行えないため、医療機関での使用見合わせるよう喚起している。
着色の原因については「確認中」としているが、当局と協議し、対象製品についての使用を見合わせることとしたとしている。今後の製品の取り扱いについても、「当局と相談中」(同社広報部)としており、決まり次第迅速に医療機関へ情報提供するとしている。
対象製品、規格などは以下の通り。(製品名、対象規格、対象製造番号、製造年月日)
▽弱ペチロルファン注射液、1ml×10A、HH1014、2017年11月7日
▽ペチジン塩酸塩注射液35mg、1ml×10A、HH1114、2017年8月31日
▽モルヒネ塩酸塩注射液10mg、1ml×10A、HH1232、2017年9月28日
HH1235、2017年10月20日
問い合わせは、武田薬品工業くすり相談室(電話番号:0120-566-587)。
11月16~19日までの間は24時間対応するとしている。