中医協 天疱瘡診断補助「FR」の保険適用了承
公開日時 2018/09/27 03:50
中医協総会は9月26日、指定難病の天疱瘡の診断の補助に使用する抗表皮自己抗体検出キット「FR」(富士レビオ)の保険適用を了承した。18年10月に収載予定。
製品の償還価格は以下の通り。
▽抗表皮自己抗体検出キット「FR」(富士レビオ株式会社)
主な使用目的:「血清中の抗デスモグレイン1抗体及び抗デスモグレイン3抗体の検出または測定(天疱瘡の診断の補助)、血清中の抗表皮基底膜部抗体(主に抗BP180抗体)の検出または測定(水疱性類天疱瘡の診断の補助)」
価格:外部への販売予定なし
推定適用患者数:2036人/年
留意事項は以下の通り。
抗デスモグレイン1抗体、抗デスモグレイン3抗体及び抗BP180-NC16a抗体同時測定は、天疱瘡または水疱性類天疱瘡が疑われる患者であって、間接蛍光抗体法(IF法)により鑑別診断を目的として測定した場合に算定できる。なお、天疱瘡について鑑別診断目的の対象患者は、厚生省特定疾患調査研究事業稀少難治性疾患に関する調査研究班による「天疱瘡診断基準」により、天疱瘡が強く疑われる患者とする。
天疱瘡または水疱性類天疱瘡の鑑別診断の目的で、本検査と「29」の抗デスモグレイン3抗体または抗BP180-NC16a抗体または「36」抗デスモグレイン1抗体を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。