マイランEPD 慢性便秘症薬アミティーザカプセル12μgの承認取得 既存薬の半分の含有量
公開日時 2018/10/01 03:50
マイランEPDはこのほど、慢性便秘症治療薬アミティーザカプセル12μg(一般名:ルビプロストン)の承認を取得したと発表した。承認取得日は9月21日。規格追加となる。同社は11月の薬価収載と発売を予定している。
今回承認された12μg製剤は、既存のアミティーザカプセル24μgの半分の含有量。同社は、「特に高齢の慢性便秘症患者さんに長期投与する際に用量調節しやすくなり、副作用の軽減ならびに服薬アドヒアランスの向上に対する寄与が期待される」としている。横浜市立大医学部肝胆膵消化器病学主任教授の中島淳氏は、「慢性便秘症の患者さんは症状や病態が様々。そういった患者さんの治療において、用量調節の選択肢が増えることは望ましい」とコメントしている。
慢性便秘症は日常的によくみられる疾患だが、患者のQOLを著しく低下させる。加齢とともに男女とも患者数が増加することから、超高齢社会を迎える日本では注目が高まっている。