積水メディカル 炎症性腸疾患の診断補助薬、承認取得 活動期の兆候判断し早期治療に
公開日時 2018/09/11 03:50
積水メディカルは9月10日、炎症性腸疾患の活動期の補助判定に用いる体外診断用医薬品としてナノピアLRGの承認を取得したと発表した。血清マーカーによる炎症性腸疾患に対する初の体外診断用薬で、血清中の炎症性タンパクであるロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)をラテックス免疫比濁法により約10分で測定し、炎症性腸疾患の活動期の補助判定を可能にする。それにより、活動期の兆候を判断し、炎症の鎮静化を図る早期治療につなげることを期待する。鎮静化を図ることで寛解状態を維持する。8月21日付で承認を取得、保険適用を目指す。