富士ソフト・ティッシュエンジニアリング 再生医療等製品を承認申請 口唇口蓋裂の治療用の再生軟骨で
公開日時 2018/06/26 03:50
富士ソフト・ティッシュエンジニアリングはこのほど、患者自身の軟骨組織を培養して形成した軟骨を再生医療等製品として承認申請したと発表した。口唇口蓋裂に伴う鼻の変形の治療に用いるもので、2019年の販売開始を目指す。
この再生軟骨は、患者自身の耳介軟骨組織より分離した軟骨細胞を、自己血清を用いた培地により増殖させた後に、組織形成の足場となるPLLA多孔体、アテロコラーゲンハイドロゲルを用いて三次元状に形成し、鼻に移植して、変形した状態を修復する。インプラント型自己細胞再生軟骨と呼んでおり、14日付で申請した。