J-TEC 自家培養軟骨の低侵襲化で一変申請 再生医療等製品
公開日時 2018/05/18 03:50
富士フイルムグループのジャパンティッシュ・エンジニアリングはこのほど、再生医療等製品で「自家培養軟骨ジャック」について、使用する際に現在より簡便で低侵襲化することを目的に一部変更承認申請を行ったと発表した。
この製品は、怪我などにより膝関節の軟骨が欠損した場合などに用いる。現在の製品は、軟骨を培養し、欠損部に移植した後、患者の脛骨の骨膜を採取し、欠損部を覆うという方法になる。今回4月24日付で行った一変申請では、現在患者から採取していた骨膜の代わりに、人工コラーゲン膜を使用できるようにするもの。それにより、ジャックを用いた治療の低侵襲化と、移植手技の簡便化が可能になるとしている。
この製品は、膝関節における外傷性軟骨欠損症、離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症除く)を適応として2012年に承認を受け、2013年に保険適用された。