GSK・菊池社長 突然の退任、12月末で 就任から9か月
公開日時 2017/12/21 03:50
グラクソ・スミスクライン(GSK)日本法人の菊池加奈子社長が12月31日付で退任することになった。菊池氏は4月1日付で社長に就任し、在職は9か月。12月5日に就任後初の記者会見を行い、今後の事業展開について説明したばかり。同社広報担当は、解任ではなく「本人の意向による一身上の都合」だと説明。後任は年明け早々にも発表する方向で調整を進めている。
菊池社長の退任は既にグローバルで了承され、18日には日本法人社員に対し社長職を退任、退職することが伝えられたという。菊池氏は就任後初の記者会見で、「2018年は薬価改定があり、その後も影響を受けることが想定されるが、GSKグループとして常に上位10社の平均を上回る高い成長率を確保したい」と表明。最重点領域の呼吸器の新製品とともに、全身性エリテマトーデス治療薬の新薬ベンリスタで免疫・炎症領域に参入し、成長を確保することに意欲を見せていた。