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多発性骨髄腫治療薬市場 25年までに1000億円超え 富士経済調べ

公開日時 2017/10/17 03:51

富士経済はこのほど、多発性骨髄腫治療薬市場が2025年に1163億円に達するとの市場予測を発表した。同社調査では16年実績が701億円だったことから、25年の市場規模は16年比で65%増となる。15年以降に登場した多くの新薬が市場成長の要因だが、特に17年に登場した経口プロテアソーム阻害薬ニンラーロ(武田薬品)が今後、ファーストライン適応を取得した場合、「治療パラダイムが大きく変化する可能性があり、市場への影響が予想される」と分析している。

調査方法は同社専門調査員による参入企業や関連企業などへのヒアリングや文献調査などをもとにまとめたもの。調査期間は17年7月~9月。

06年にプロテアソーム阻害薬ベルケイド(ヤンセン)が発売されたことで治療法が大きく変わり、市場は拡大を続けてきた。そして、15年に免疫調節薬ポマリスト(セルジーン)、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬ファリーダック(ノバルティス)、16年にプロテアソーム阻害薬カイプロリス(小野薬品)、多発性骨髄腫治療薬として初の抗体医薬のエムプリシティ(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)、17年にニンラーロ――といった新薬が相次いで発売された。

富士経済の調査結果をみると、多発性骨髄腫治療薬の市場規模は、14年の472億円が、15年に635億円(前年比34.5%増)、16年に701億円(同10.4%増)と2ケタ成長し、19年には800億円を超え、25年までに1000億円を超えると予測している。18年頃には2剤目の抗体医薬品となるダラツムマブ(ヤンセン)が発売を控えているとし、「市場の底上げが期待される」とも分析している。

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