EAファーマ 胃がん治療薬レンチナン静注用 18年3月末で販売終了 がん治療の進歩で
公開日時 2017/06/22 03:51
EAファーマは6月21日、抗がん剤レンチナン静注用1mg「味の素」の販売を2018年3月末日で終了すると発表した。1986年の発売から胃がん患者の治療に使われていたが、同社は「がん治療の進歩や新規抗がん剤の登場により、年々、本剤の役割が低下し、需要も減少した」として、販売を終了することにした。
18年3月の官報告示をもって3月31日で販売を終了し、19年3月末に経過措置期間が満了する予定。経過措置期間は、販売を終了する医薬品の医療機関の在庫などを考慮して設けられるもので、同期間中は保険適用される。
レンチナンは発売当初から、「手術不能または再発胃がん患者におけるテガフール経口投与との併用による生存期間の延長」の効能・効果で使用されている。