シミックホールディングス（HD）は２月６日、MSDの関連会社とジアゾキシドカプセル25mg「MSD」の日本国内の販売に関する契約を締結したと発表した。この契約により、シミックHDとメディパルホールディングスの合弁会社オーファンパシフィックが４月１日から、同剤の販売と情報提供・収集活動を行う。同剤は先天性高インスリン血症やインスリノーマなどに起因する「高インスリン血性低血糖症」の効能・効果で承認を取得している国内唯一の薬剤。

オーファンパシフィックは、「今回の販売移管により、注力領域である小児代謝内分泌疾患の治療にさらに貢献していく」としている。

オーファンパシフィックは希少疾病用医薬品を中心とした医療用医薬品の新たなビジネスを構築するため、2012年に設立された。国内外のネットワークを活かし、必須医薬品の安定供給、希少疾病用医薬品の導入、日本に拠点を持たない海外企業の日本市場進出支援を行っている。