岡山大学病院は7月６日、眼科外来で患者23人の自費診療で行った検査費用を誤徴収していたことが判明したと発表した。検査は，診断の補助的検査として実施したもので全額同院が負担すべきものだった。すでに当該患者および家族に連絡し，謝罪するとともに返金手続きを行った。

誤徴収の原因について同院は、「医師の保険診療への理解不足，患者への説明不足等が招いた」と説明。前田嘉信病院長は、「自費診療となる検査は，診断の補助的検査として実施したもので，全額本院負担とすべきであった。ご不快な思いをされた患者さんやそのご家族の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしましたことについて，心よりお詫び申し上げます」とコメントした。

なお、一部報道で当該検査が「研究目的で行ったものである」と報じられたことについては「事実ではありません」と否定した。