帝人ヘルスケア 医療用ボンベの注文受付AI音声での自動応対を開始 NTT Comと
公開日時 2023/06/06 04:49
帝人ヘルスケアとNTT コミュニケーションズは、医療用酸素ボンベの注文受付をAIによる音声で自動応対するサービスを6月19日から開始する。6月5日、発表した。問い合わせ内容のヒアリングから手続きまで、実際のオペレーターと会話している感覚で注文することが可能という。在宅酸素療法を利用する患者は高齢者が多く、電話による応対のニーズが高い。サービスの開始で、夜間休日の注文が可能になるほか、サービスの活用で待機時間が短縮するなど、患者の利便性向上に期待を寄せる。
◎話している感覚で注文を完結
両社は、NTT コミュニケーションズの「COTOHA Voice DX Premium」を活用して、AIによる自動電話対応サービスを開設。音声合成機能や意味意図解釈機能を活用することで、実際のオペレーターと電話で会話している感覚で注文を完結することができるのが特徴だ。在宅酸素療法を利用する患者は高齢者が多く、電話による応対のニーズが高い。患者にとっては、サービスの活用で、オペレーターによる電話応対のできない夜間や休日などの注文も可能になる。休日や長期休暇の前後では待機時間が長くなることもあったが、こうした課題解決にも期待を寄せる。
◎顧客システムと連携で注文受付から発注業務まで自動化も可能に
サービスと帝人ヘルスケアの顧客システムを連携させることで、AIによる受注電話の受付から発注業務までの一連の業務を自動化することも可能という。音声認識機能を活用することにより自動で応対履歴をテキストデータ化し顧客システムに記録を残すこともできるとしている。