編集長沼田佳之ミクス編集部が行った「ＭＲ数アンケート調査2023」からＭＲ総数がいよいよ４万人台にまで減少することが分かった。製薬各社がＭＲの削減に踏み切る中で、医薬品の情報提供活動そのもののスタイルにも変化が見え始めている。コロナ禍で経験したデジタルツールの活用は、今後、患者体験や患者満足度に軸足を置く活動に舵を切るだろう。医師や医療者を通じて、患者の悩みや不安を解消し、治療継続することでアウトカムを向上させる取り組みこそ製薬企業やＭＲ活動にに求められる時代となってきた。本誌のＭＲ数調査の結果から明らかなように、製薬各社ともＭＲのヘッドカウントについて、今後も継続的に“最適化（削減）”する方向だ。これまで治療選択肢の少ないと言われたスペシャリティ領域での革新的新薬の...