武田テバ アラミスト後発品は「AG」 製造工場やデバイスも先発品と同一 6月薬価収載・発売で準備
公開日時 2023/03/08 04:49
武田テバファーマは3月7日、製造販売を取得しているフルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5μg「武田テバ」56・120噴霧用は、グラクソ・スミスクラインから許諾を得ているオーソライズド・ジェネリック(AG)だと発表した。効能・効果はアレルギー性鼻炎。先発品名はアラミスト点鼻液となる。武田テバはアラミストAGの今年6月の薬価追補収載と、収載即日の発売に向けて準備を進める。
武田テバが手掛けるアラミストAGは、原薬、添加物、製造方法、製剤の製造工場、デバイス、効能・効果が全て先発品と同一なものとして承認を取得している。
武田テバはアラミストAGについて、2021年8月に承認を取得していた。約2年間発売しなかった理由について同社広報部は、「経営上の理由から回答は控えたい」と話した。なお、アラミストの後発品はキョーリンリメディオ、高田製薬、東和薬品、日東メディックも承認を取得しているが、まだ発売されていない。