“バイオ・コンバージェンス” 内資系製薬企業のチャンスを考える(その2)
エコシステムの抱える課題
公開日時 2023/03/01 00:00
カテニオンクリスチャン・エルツェ前回はバイオ・コンバージェンスの概念を中心に解説した。今回は、バイオ・コンバージェンスの傘下に入ると思われる製品とプラットフォームを見てみたい。従来のバイオ医薬品のモダリティの領域を大きく拡大し、変革を起こす可能性がある。これらの製品/プラットフォームはまだ開発の初期段階にあり、その中のいくつかは当然不成功に終わるかもしれないことに留意する必要がある。バイオ・コンバージェンスの具体例を考える最も進歩し、多くの製品が承認されていると考えられる、細胞・遺伝子治療、オリゴヌクレオチド(例えばRNAワクチン)とエクソソームについて見てみたい。これらはすべて、求める細胞指向性を持つ非免疫原性を媒介するデリバリーシステムの開発に加え、工学や材質科学、新デバイスとデータ・プ...