手術支援ロボットに本格参入デジタル活用に意欲「大きな技術革新がマーケットを大きく変えた。技術革新はある時、飛躍的に進歩する。多くの人が気づかないうちに変化が起き、変わった後に大きな影響があることに気づく」―。医療機器分野で世界最大手の日本メドトロニックのロブサンドフェルダー代表取締役社長は、イノベーションについてこう語る。昨年４月には、脊椎手術の領域から手術支援ロボットに本格参入した。こうした“イノベーション”を通じた価値提供で、患者のQOL向上だけでなく、日本の医療保険制度にも貢献できるとの考えを示す。「イノベーションは、DNA」と話す同氏に、同社のイノベーションを象徴する川崎市殿町にあるメドトロニックイノベーションセンターで話を聞いた。（望月英梨）――ビジョンをお...