リフィル処方箋は「患者の医療へのかかわり方を変える大きな一歩」
公開日時 2022/02/01 00:00
健康保険組合連合会理事幸野庄司氏リフィル処方箋導入の方針が明確に示されたということは今後、患者の医療へのかかわり方を変える大きな一歩だと捉えている。諸外国では当たり前のように行われているにもかかわらず、なぜ日本に導入されていないのか。中医協委員を務めていた6年間、ずっと主張してきた内容であり、「やっと実現するか」、というのが率直な想いだ。今後、中医協で具体的な仕組みが議論されることとなるが、政府方針に明記されている通り、まずは「病状が安定している患者」が前提になるだろう。そして、「医師及び薬剤師の適切な連携の下」で実施することが最も重要な要素になると考えている。2019年の薬機法改正により、薬剤師は調剤時に限らず、服薬中の使用状況の把握や、服薬指導、患者の薬剤の使用に関する情報を医師に提供す...