卸と密な連携、院内への情報周知で奔走
医薬品安定確保に向けた病院薬剤部の対応
公開日時 2021/12/01 00:00
治療継続が危ぶまれる事態に直面医師からの叱責も本誌は病院薬剤部に対して、今回の自主回収・出荷調整を踏まえた医薬品の安定確保対策について回答を求めた。最も多かった回答は、医薬品卸との情報連携を密にするで、回答病院の92.7%が回答した。次いで、院内の供給不安について周知するが89.0%となった。一方で製薬企業から情報を入手するは70.6%となった。また、病院薬剤部から入手困難な医薬品について、具体的にどのような対応を行ったかについてもコメントを求めた。特に、病院においては、代替薬の確保や調達の困難さを指摘する意見が相次いでいたほか、もともと代替薬の少ない疾患領域において、治療継続が危ぶまれる事態に陥ったケースなど、医療提供面での深刻さをうかがう内容も多く寄せられていた。(沼田佳之)今回の自主回...