がんになっても その人らしさは変わらない
漫画家・作家 内田 春菊 さん
公開日時 2021/12/01 00:00
女性の性を描いた恋愛漫画や、自身の結婚・離婚や育児などをありのまま描いたエッセイ漫画などで知られる漫画家・作家の内田春菊さんが、直腸がんの告知を受け2016年に人工肛門(ストーマ)を造設した。その経験を描いた「がんまんが」シリーズは、日常生活のなかでの抗がん剤治療やストーマとの付き合い、がん検診などの様子などを“赤裸々”に描いている。「最初はストーマを漫画に描ける自信がなかった」という内田さんにその背景をうかがった。(利根川恵子)〔略歴〕内田春菊(うちだ・しゅんぎく)長崎県出身。漫画家、作家、俳優、落語家。1984年、漫画家デビュー。漫画「私たちは繁殖している」、小説「ファザーファッカー」で第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。近著に「すとまとねことがんけんし...