厚労省 新型コロナワクチン「コミナティ」の3回目接種を特例承認
公開日時 2021/11/12 04:50
厚生労働省は11月11日、ファイザーの新型コロナワクチン・コミナティ筋注の3回目の追加接種の用法・用量追加を特例承認した。今後、15日に開催予定の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、コミナティ3回目接種の予防接種法上の取り扱い(接種対象者や順番、接種時期など)を決めることになる。
コミナティの添付文書では、3回目の追加接種(=追加免疫)の対象者は「18歳以上の者」とし、「SARS-CoV-2の流行状況や個々の背景因子等を踏まえ、ベネフィットとリスクを考慮し、追加免疫の要否を判断すること」とされた。接種時期は「2回目の接種から少なくとも6カ月経過した後に3回目の接種を行うことができる」とした。
また、2回目まではモデルナ製ワクチンなどコミナティ以外のワクチンを接種した者が3回目にコミナティを接種する「交互接種」を想定して、添付文書の「用法及び用量に関連する注意」で、「初回免疫として他のSARS-CoV-2ワクチンを接種した者に追加免疫として本剤を接種した臨床試験は実施していない」と記載された。