フクダ電子は7月14日、子会社のフクダライフテック兵庫において、個人情報を含む書類の紛失があったと発表した。紛失した個人情報は、①54人分の患者リスト、②患者情報を含む保守点検作業報告書－。すでに警察への届け出を済ませているが、現時点で所在の確認ができていないという。同社は、患者と、その受診医療機関に対して順次説明を行っている。

同社によると、7月9日15時30分ごろ、個人情報を特定できる書類等を入れたファイルケースの紛失に気づき、行動経路などの捜査を行った。ただ、現時点で発見に至っていないという。紛失した54人分の患者リストには、患者の氏名、受診医療機関名、電話番号（携帯番号29人分含む）、住所、使用機器カテゴリーなどが記載されていた。一方、保守点検サ行報告書には、10人分の患者情報（54人分に含まれる）が記載されており、それぞれ、使命、受診医療機関、電話番号、住所のほかに、使用機器形式が明記されていた。

同社は今回の事態を重く受け止め、情報管理の一層の徹底と再発防止に努める方針を示した。