ビジネス変革はスピードを増した
国内上位メーカーにみる産業トランスフォーメーション
公開日時 2021/07/01 00:00
DXで試される社員の企画力、ネットワーキング力編集長沼田佳之製薬各社の主力品が、難治がん、中枢神経、希少疾患などのスペシャリティー市場にシフトしたことで、ビジネススキームの変革はそのスピードを増している。国内大手の動向をみても、各社ともDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させており、総じて社内の働き方改革や生産性向上にデジタルを充て、その投資を加速させ、そこで生み出した費用やリリースを研究開発費に再投資する流れを作り出している。各社がいま、最も力を入れるのが人財育成と人材確保だ。営業・マーケティングのビジネス環境も同様で、顧客接点の確保にリモートやデジタルツールを充てるのは当たりまえ。これからは地域やエリアの各種データを分析し、患者の流れや医療機関同士の連携、さらには医療者と患者が...