大日本住友製薬 「フロンティア事業」のWebサイトを開設 パートナー等の出会いの場として活用
公開日時 2021/03/01 04:50
大日本住友製薬は2月26日、同社がヘルスケア領域の新規事業開拓として注力する「フロンティア事業」のWebサイトを開設したと発表した。同社は、医薬品を主体とした疾病の治療に加えて、予防や患者のケアに着目し、自社の医薬事業とシナジーが見込める領域を中心にフロンティア事業を推進している。Webサイトでは、事業コンセプトやミッションのほか、フロンティア事業のアプローチ、ニュース、チームなどの情報を発信する。パソコン以外にスマホやタブレット端末からアクセスできるようなデザインを採用した。
「見たことのないヘルスケアの世界を思い描こう。医薬品の領域を超えて」-。Webサイトの事業コンセプトに掲げられたメッセージだ。既存の医薬品による治療の枠を超え、人々の健康に関わるあらゆるプロセスを対象に、これまでのヘルスケアの概念に捉われず、これまでにないヘルスケアソリューションの提供を目指すと謳っている。社内に設けた「フロンティア事業推進室」(フロンティア事業推進担当・馬場博之常務執行役員)は、「アクティブエイジング」と「メンタルレジリエンス」を中心に共同研究開発プログラムを推進している。
2021年2月1日には、ベンチャーファンド「Kicker Ventures I, L.P.」に最大累計で20百万ドル(約20億円)を出資する契約を締結。デジタル・セラピー、スマートデバイス、データ解析・AI、個別化医療、最先端治療デバイス・医薬品等のデジタルヘルスケア技術を活用してベンチャー企業への投資を通じ、異業種連携を通じた新規プロジェクトの事業化や人材育成などを推進して、新たなヘルスケアソリューションの開発を進めたい考え。
今回開設したWebサイトでは、フロンティア事業の最新情報をアップデートするほか、プロジェクトの技術的な内容について、写真や動画、イラストなどを使って解説する。さらに、こうした情報発信を通じ、新たなシーズやパートナーとの出会いの場として活用したい考えだ。
なお、Webサイトは
こちらから。