久光製薬 経皮鎮痛消炎剤モーラスパップXR 皮膚刺激低減した新製剤の一変承認取得
公開日時 2021/01/21 04:49
久光製薬は1月20日、経皮鎮痛消炎剤モーラスパップXR120mg、同240mg(一般名:ケトプロフェン)について、皮膚刺激の低減を期待して開発した新製剤の一変承認を取得したと発表した。新製剤は新たな添加剤を配合するとともに、既存添加剤の配合量を調整したもの。久光からの出荷は2月下旬を予定している。
同剤では接触皮膚炎が現れることがあり、課題のひとつになっていた。そこで、製剤剥離時の皮膚への負荷の物理的刺激の可能性を考慮して新製剤を開発した。新製剤の現行製剤に対する生物学的同等性が検証されたため、20年7月に一変申請していた。
モーラスパップXRは1日1回貼付の非ステロイド性消炎鎮痛薬で、腰痛症や関節リウマチにおける関節局所の鎮痛など9つの適応を持つ。120mg製剤は10cm×14cm、240mg製剤は14cm×20cmとなる。