SBバイオサイエンス 新型コロナウイルスの迅速検査試薬を承認申請 約15分で抗原検出可
公開日時 2020/11/20 04:49
SBバイオサイエンスはこのほど、蛍光検出装置を用いた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の迅速検査試薬を承認申請したと発表した。
蛍光標識を利用したイムノクロマトグラフィー法を測定原理とし、移動式免疫蛍光分析装置Sofiaアナライザーを用いて判定することにより、約15分で鼻咽頭拭い液または鼻腔拭い液中のSARS-CoV-2抗原が検出できるとしている。
同試薬は、米国Quidel Corporationが開発し、今年5月に世界に先駆けて米国FDAが緊急使用許可(EUA)したもの。これまでに1000万テスト以上が全世界に出荷されている。SBバイオサイエンスは日本で承認取得後、選任外国製造医療機器等製造販売業者として販売する。
SBバイオサイエンスは、住友ベークライトと大日本住友製薬の合弁会社として2019年4月から営業を開始した。前身であるDSファーマバイオメディカルの診断薬製品を承継した。