LINK-J 大阪府と相互提携の覚書を締結
公開日時 2020/09/08 04:50
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は9月7日、大阪府とライフサイエンス領域におけるイノベーションを創出することを目的とした相互提携の覚書を締結したことを発表した。自治体との覚書締結は横浜市に続く3 例目、国内外のライフサイエンス団体との連携は 13 例目となる。
大阪府は、大阪市道修町などの製薬企業やライフサイエンス関連の優れた大学、研究機関の集積を活かし、府内産学官が一丸となってライフサイエンス産業の振興に取り組んでいる。大阪府内で同分野の海外企業等との商談会を開催するなど、中小・ベンチャーの成⻑を促進させる環境整備に取組んでいるところだ。
LINK-J と大阪府は、連携してイベントを開催するなど、これまで様々な取り組みを進めてきましたが、 このたび LINK-J が「LINK-J WEST(大坂・関西エリア)」として大阪での活動を活発化するにあたり、より連携を強めて取り組みを発展させていくため、今般の覚書を締結した。
相互の持つ資源やネッ トワークを活かして緊密に連携、協力し、より一層のイベント連携や、国内外バイオクラスター等との 連携推進を目指す。LINK-J はライフサイエンス領域で人的交流・技術交流を促進し、国内外のアカデミアや団体とライフサイエンス領域におけるイノベーション創出を目的とした提携の覚書を締結している。
LINK-Jの澤芳樹副理事長は、「今般のLINK-J WESTの始動に合わせて、数多くの製薬企業、 バイオベンチャーや研究機関が集積する大阪府との提携に至ったことを、非常に嬉しく思っている。今後、 LINK-Jと大阪府はイベント開催などを通じて、大阪と東京の連携をより一層深め、ライフサイエンス業界全体の発展に尽力していく」と述べている。
大阪府の山口信彦副知事は、「大阪府は、ライフサイエンス分野の集積という強みを活かして、健康・医療関連産業の推進に産学官⼀体で取り組んでいる。LINK-とはこれまでも協業してイベント開催など行ってきたが、今後もLINK-J WESTと連携し、イノベーション創出を期待している」としている。