新型コロナ対策 カギ握るネットワーク構築
神奈川県医師会 小松幹一郎理事に聞く
公開日時 2020/08/31 00:00
地域医療を守る我々の「真価が問われている」新型コロナウイルス対策で、中等症患者を集中的に受け入れる重点医療機関を指定する“神奈川モデル”をいち早く提唱した神奈川県。一時は混乱を呼んだが、行政と県医師会、県病院協会らがスクラムを組み、感染対策に注力する。「“神奈川モデル通りにやることがゴールだとは考えていない。ゴールはコロナの患者をみんなでうまく対応しながら従来の地域医療を守ることだ」―。神奈川県医師会の小松幹一郎理事(小松会病院院長・相模原市)は話す。地域での感染対策の動力となるカギを握るのが、地域の医療ネットワークだ。「地域の医療機関同士が話し合うなかで情報を共有し、協力することが重要だ。まさに真価が問われている」と話す小松理事の目には、ウイズコロナ時代...