地域医療はかかりつけ医が守る!
東京都医師会 尾﨑治夫会長に聞く
公開日時 2020/08/31 00:00
医師が必要と判断した時にPCR検査の実施を「新型コロナウイルスに夏休みはない!」―。東京都医師会の尾﨑治夫会長は7月30日の記者会見でこう訴えた。補償と強制力を伴う休業要請などの実現に向け、法改正の必要性を強調する。直ちに国会の召集を迫る尾﨑会長にあるのは、強烈な危機感だ。今冬にも新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されるなかで、地域での医療提供体制構築を急ぐ。カギを握るのは、かかりつけ医の機能発揮だ。「かかりつけ医は、基本的に自分たちで診るという覚悟が必要だ」と語る尾﨑会長に話を聞いた。(インタビュー望月英梨8月13日・東京都医師会館にて)――東京都の現状をどう見ているか?尾﨑会長接待を伴う飲食店やライブハウスの営業再開が認められるなど、緊急事態宣言も全面的に解除された...