後期開発品の4割が、がん領域
開発品リスト20年8月版 疾患別
公開日時 2020/07/31 00:00
胃がん適応で抗HER2抗体薬物複合体、がん免疫療法薬が申請中ミクス編集部が製薬企業69社の新薬開発状況をまとめた「新薬パイプラインリスト20年8月版疾患別」によると、20年6月末時点でP3以降の国内開発プロジェクト数(以下、品目数)は449品目で、その4割をがん領域の開発品(183品目)が占めた。申請中の品目数は77、うち、がん領域が36品目と5割近くあった(いずれも共同開発品は1品目としてカウント。未承認成分が2つの適応症で申請している場合、新有効成分の数も2つとカウントした)。がん領域の後期開発品の多さは、免疫チェックポイント阻害薬の対象がん腫の拡大、既承認のがん腫における治療ラインの前倒し、併用療法の追加といったライフサイクルマネジメントによるもので、この傾向は近年変わらな...