田辺三菱 カナダ子会社が新型コロナ予防ワクチンの第1相臨床試験を開始
公開日時 2020/07/16 04:50
田辺三菱製薬は7月15日、カナダ連結子会社であるメディカゴ社(本社:カナダ ケベック市)が新型コロナウイルスに対する予防ワクチン(開発番号:MT-2766)の第1相臨床試験を開始したと発表した。ワクチンは、植物由来のウイルス様粒子(VLP)製造技術を用いた新規ワクチン。ワクチンは、ウイルスと同様の外部構造を持つのが特徴で、遺伝子情報を持たないため体内でウイルスの増殖がなく、高い安全性も期待されている。また、植物を使用したVLP製造技術により、短期間で大量生産が期待できるという。
試験では、単剤、GSK社のアジュバントまたはDynavax社のアジュバントを添加したワクチンを、3用量のグループにわけ、21日間隔で2回接種し、安全性と免疫原性を評価する。