ハイドンとアイゼンシュタット
公開日時 2020/05/31 00:00
日墺文化協会会員(株)ABC古川 隆ウィーンの古典派と言えば、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューベルトと習いました。このうち生粋のウィーン子はシューベルトだけで他の作曲家の生地はウィーンではありません。特にハイドンは、名前や曲はよく知っていてもその生涯をよく知らない人が多いかと思います。今回はハイドンについてです。ウィーンには作曲家ゆかりの場所がたくさんあることはすでに述べました。ウィーンにあるハイドンゆかりの場所は、ウィーン西駅からすぐ近くの「ハイドンの家(Haydnhaus)」になります。ハイドンと言えばアイゼンシュタットが思い浮かびますが、彼はウィーンのこの家で1809年5月31日に生涯を閉じました。1809年と言えばオーストリア帝国とナポレオン1世のフランス帝国と...