新規の抗ヒスタミン薬 ビラノアの伸びにブレーキ
公開日時 2020/04/30 00:00
スギ花粉症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などに汎用される第2世代抗ヒスタミン薬。2016年と17年に新薬のビラスチン(製品名・ビラノア)、デスロラタジン(同デザレックス)、ルパタジン(同ルパフィン)がそれぞれ発売され、市場が活気づいている。19年1月のデスロラタジン自主回収、同年11月の販売再開が医師の処方にどう影響したかも興味深いところである。そこで、いつものように調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータをもとに、新薬を中心に第2世代抗ヒスタミン薬の処方動向を検証する。20年2月の成分別シェア(患者数ベース、以下同)は、1位フェキソフェナジン(同アレグラ)18%、2位オロパタジン(同アレロック)16%、3位レボセチリジン(同ザイザ...