「医療資源が重点的に活用される外来医療」を軸に
機能明確化から機能分化・連携までの枠組みつくる
公開日時 2020/03/31 00:00
第3回胎動始めた外来医療の機能分化地域医療の再編においては外来医療も例外ではない。医療計画の見直し等に関する検討会は2月28日の会合で、外来医療の機能分化・連携の推進を議論の俎上に乗せて以降、4月の中間とりまとめに向けて急ピッチで検討を進めている。外来医療に関しては厚生労働省の宿願ともいえる、かかりつけ医によるゲートキーパー機能がいまだ確立しているとはいえず、一方で入院医療の外来シフト化により高度専門化しているという流れがある。そのような混沌とした外来医療の現状を整理し、外来機能を明確化したうえで、その集約化や連携の方向性をつけていきたい考えだが、そこに浮上してきたのが「医療資源が重点的に活用される外来医療」という新機能の概念だ。同検討会の議論から同外来を中心とした外来医療の機能分化に迫った...