QALY徹底解説 医療的価値を客観的に評価 分析ガイドライン入門(6)効果指標1
公開日時 2020/01/31 00:00
クレコンメディカルアセスメント株式会社取締役最高業務責任者(COO)小林慎日本版HTAでは費用対効果の効果指標として質調整生存年(QALY)を用いることが原則となっていますが、もちろんそれには理由があります。今回はQALYについて紹介します。効果指標は原則QALYを使用日本版HTAでは、費用対効果を評価する前に、比較対照技術に対して評価対象技術が「臨床的な有効性・安全性・健康関連QOL」のいずれかの面で優れていることを定量的に示す必要があります。これを追加的有用性と呼びますが、日本版HTAでは追加的有用性の証明ができてはじめて費用対効果評価に進むことができます。しかし、追加的有用性の評価で用いられた指標がそのまま費用対効果評価の効果指標として用いられるわけではありません。日本版HTAでは費用...