後期高齢者の窓口負担2割賛成は4割弱
OTC類似薬の給付除外は8割が反対または慎重
公開日時 2020/01/31 00:00
医師は「全世代型社会保障」をどう見ているかミクス編集部が医師600人を対象に行った調査結果から、医師自身が社会保障制度改革の必要性を認識していることが浮き彫りとなった。政府の全世代型社会保障検討会議は2019年末に、中間報告を取りまとめ、一定以上の所得のある高齢者の窓口負担を「2割」とすることを明記した。厚労省の社会保障審議会医療部会が1月20日に検討を開始するなど、今夏の最終報告取りまとめに向けて、議論が本格化する。調査結果からは、「75歳以上の後期高齢者の窓口負担2割引上げ」に賛成する医師が4割にのぼることがわかった。改革項目はすべて「実現すべきではない」との回答は2割にとどまり、医師自身も課題を認識していることがわかった。(望月英梨)2割負担めぐり勤務医と開業医で見解に開き――整形外科...