「第一選択薬」で処方、医師の2割
慢性便秘症薬グーフィス
公開日時 2019/07/31 00:00
便秘症状を訴える人は現在450万人とされ、高齢者の有訴率が高いことから便秘症薬市場は、高齢化とともにさらなる拡大が見込まれている。この流れに合わせるように近年、慢性便秘症の適応を持つ治療薬が相次ぎ登場。既存薬である酸化マグネシウムやセンシノドといった浸透圧性下剤や刺激性下剤に加え、2018年4月に新規機序の胆汁酸トランスポーター阻害薬グーフィス、11月には国内初のポリエチレングリコール製剤モビコールが発売された。また、同年8月にはリンゼス、9月にはラグノスゼリーにそれぞれ慢性便秘症の適応が追加された。現在の慢性便秘症診療ガイドラインは17年10月版で、アミティーザやリンゼスの上皮機能変容薬および浸透圧性下剤の推奨度が高いが、新薬群の今後の位置づけも気になるところ。そこで今回は新薬のうちグーフ...