CSOのシミック・アッシュフィールドは６月20日、医療機器メーカー向けの営業支援事業を強化すると発表した。医療機器市場は今後成長が見込めると判断。営業体制の効率化、新規参入者などの事業体制構築などの需要を取り込む考え。今夏から医療機器営業担当者の人材派遣サービスを本格的に始める。今後2年間で30～50人の体制を予定する。

同社はこれまでも医療機器メーカー数社から個別にサービスの提供をしてきた。これを組織的に事業展開するため「医療機器事業部」を新設した。提供サービスとしては営業担当者の派遣、営業のフルアウトソース受託、リモートコールセンター運営を予定する。現在、経験者と未経験者の双方を対象に医療機器担当営業者の採用活動を進めている。

営業支援とは別に、医療機器領域のメディカルアフェーズサービスも展開する。業務受託やMSL派遣、人材トレーニングなどを行う予定。技術革新により専門性が高まり、医師とのコミュニケーションの促進などのニーズが生じているとして、機器領域でもサービスを揃えることにした。

同社は、シミックグループにより医療機器臨床試験受託事業などとも連携し、設計・開発から市販後の安全管理業務までのサービス提供が可能だとしている。