鳥居薬品 希望退職者募集に281人応募 MRは300人体制に
公開日時 2019/06/18 03:51
鳥居薬品は6月17日、4月~5月末まで実施した希望退職者募集に281人が応募したと発表した。9月30日付で退職する。今回の希望退職者募集のほか、定年退職後再雇用社員や契約社員の契約調整も併せて実施し、同社の人員数は今年度当初の約1200人を約800人に減らし、MR数は今年度当初の500人体制を300人体制に縮小させる。
抗HIV薬6製品の国内販売権を導入元の米ギリアド・サイエンシズ社の求めに応じて返還し、国内事業環境の厳しさも増しているため、「収益の大幅悪化は避けられない」と判断。施策のひとつとして事業構造改革を進め、組織・機能・人員の最適化を図っていた。
希望退職者の募集は人数を定めずに実施した。対象者はコーポレート部門及び営業部門は19年4月1日時点で勤続年数が満2年以上の社員、技術部門は勤続2年以上かつ20年3月末日時点で50歳以上の社員とした。応募者には割増退職金を加算し、本人の要望に応じて再就職支援を行う。
割増退職金及び再就職支援の費用は約41億円で、2019年第2四半期決算で特別損失として計上する。