北海道で実施 コスト4割削減 卸側の効率化も
メーカー共同物流
公開日時 2019/04/30 00:00
アステラス製薬、武田薬品、武田テバファーマ、武田テバ薬品の4社が北海道で行う共同物流は、業界の標準モデル化を見据える。4社が北海道札幌市郊外に開設したフルラインの共同物流センターは2018年1月の稼働から1年たち、コストは4割削減、取引卸側の在庫や業務も減るなど、効果が見えてきた。メーカーのさらなる参加に期待を寄せる。アステラス製薬・製薬技術本部サプライチェーンマネジメント部の早田雅彦課長は、GDPコスト負担やコスト効率が迫られる国内市場環境、災害時を含む安定供給体制の確保のためには、共同物流は必要と指摘。「このスキームに加わるか否かは別として、我々のモデルがあるので、全国規模で共同化を検討しいこうというと、大手、中堅メーカーを中心に話している」と明かす。(酒田浩)4社で開設した共同物流セン...