アンテリオ・医師調査 製造販売後調査のDB調査への移行、「推進すべき」44%
公開日時 2018/10/17 03:50
アンテリオはこのほど、過去3年間に製造販売後調査に協力したことがある医師104人を対象に簡易調査を行ったところ、製造販売後調査について、現行型調査から医療情報データベースを活用した調査への移行を「推進すべき」は44%だったと発表した。「どちらともいえない」も51%いた。
推進すべきとの理由には「リアルワールドデータの利活用の推進に賛成だから」、「現行型では現場の負担が大きい」などが挙がった。「どちらともいえない」や「慎重になるべき」(5%)とする理由については、3人に1人が「まだ協力医療機関が大学病院のみだから(患者像が限定されている)」としていたという。
MID-NETの認知度は、74%が「(存在や名前も)知らない」と回答した。「存在や名前だけは知っている」は19%、「よく知っている」は7%だった。
製造販売後調査に対する意識を聞いたところ、42%が「医療現場の負担が大きい」で最も多く、次いで28%が「医療者としてやりがいを感じる」だった。
そのほか2割以上の回答では、「報告書作成経費(謝礼)は医師個人に支払われるべき」(26%)、「謝礼が低い」(25%)、「製薬会社とのコミュニケーションが円滑になる」(22%)だった。「データ閲覧が簡単にできるようにして欲しい」といった、データの利活用に対する要望もあったという。
この調査は、同社の簡易Web調査「TenQuick」で行ったもの。回答104人のうち病院勤務医と開業医は半数ずつ。