ニプロ 抗アレルギー薬タリオンのAG 3月1日に新発売
公開日時 2018/01/09 03:50
ニプロは1月5日、抗アレルギー薬タリオン錠、OD錠(一般名:ベポタスチンベシル酸塩)のオーソライズド・ジェネリック(以下、AG)を3月1日に新発売すると発表した。AGは、先発品メーカーから許諾を得て製造される先発品と有効成分、原薬、添加物、製法、製造工場などが同一の後発医薬品のこと。タリオンに通常の後発品はなく、今回のAGがタリオン初の後発品となる。
タリオンAGの製品名は、ベポタスチンベシル酸塩錠5mg「タナベ」、同錠10mg「タナベ」、同OD錠5mg「タナベ」、同OD錠10mg「タナベ」――。薬価はいずれも先発品の半額となる。製造販売元はニプロ連結子会社のニプロESファーマ、販売はニプロで、情報提供活動は両社共同で行う。
ニプロESファーマの前身は、田辺三菱製薬の後発品事業子会社の田辺製薬販売。田辺三菱製薬は17年に後発品事業から撤退して新薬事業に注力することを発表、17年10月1日付けで田辺製薬販売の全株式をニプロに譲渡し、田辺製薬販売の社名がニプロESファーマとなった。